OPC-UA未対応機器へOPC-UAサーバ機能を容易に実装

半導体やネットワーク機器の輸入、販売、開発を手がける株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:中島 潔、資本金111億94百万円)は、この度、国内初*となる日本製OPC-UAサーバSDKの提供を開始します。当製品は、C言語ベースのSDKであり、OPC-UA未対応の工作機器を中心とした産業機器に組み込むことで、容易にOPC-UAサーバ機能の実装が可能となります。(*当社調べ)

ヨーロッパやアジアを中心に普及が加速するOPC-UAは、Industrie4.0における推奨の通信プロトコルであり、今後日本での普及も加速すると見られています。また、近年、プラントや工場のセキュリティに関わるインシデントが多く、セキュリティの重要性が求められています。この度マクニカが提供を開始するOPC-UAサーバSDKは、OPC-UA Foundationメンバーである株式会社プエルト(東京都町田市相原町695-31 代表取締役社長:本田寿明氏、以下プエルト社)監修の元、マクニカが製品化したものです。OPC-UAは、セキュリティ性が高いことが特徴であり、当製品はこのセキュリティにフォーカスし、ドイツ政府が推奨する最先端の暗号化Suite(AES256、SHA-256)をサポートしています。マクニカでは、当製品の提供に加え、これまで要望の多かった日本語ドキュメントおよび国内サポートも実現します。

OPC-UAサーバSDKはバイナリでの提供となり、対応OSはWindows、Linuxに加え、Tron等の他OSに対してはカスタムでの対応が可能となっています。お客様のご要望に合わせてソースコードでの提供も行うことができます。またプエルト社が開発、マクニカで販売しているUa Monitor(OPC-UAクライアント対応ソフトウェア)との連携も容易に行うことができ、OPC-UAに関するトータルソリューションとしてパッケージでの提案も可能です。
今後は、OPC-UAの認証に伴う手続きのサポートや、OPC-UA機器のなりすましを防止するセキュリティソリューション、クラウドサービスへの展開などのサービス拡充も予定しております。

マクニカは、当製品を工作機械を中心とした機器メーカーおよび製造業向けに提供し、普及が加速するOPC-UAへの適用をいち早く実現することで、機器に新たな価値を提供し、お客様のビジネスに貢献します。

<商品に関する詳細は下記をご覧ください。>

■組み込み用 OPC-UAサーバSDK概要
    https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/software/105/

■UA Monitor概要
  https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/software/109/

 

マクニカは、10月18日から21日に開催されるMECT 2017 メカトロテックジャパン2017に当製品をデモンストレーションと共に出展いたします。当社ブースにて本サービスの詳細を紹介します。ぜひ当社ブースにお立ち寄りください。

展示会名称 MECT2017 メカトロテックジャパン2017
http://mect-japan.com/2017/
日程 2017年10月18日(水)~21日(土)
場所 ポートメッセなごや 名古屋国際展示場1号館
展示ブースNo. 1B16

※本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

株式会社プエルトについて

プエルトは、高いセキュリティと相互接続性を実現できるOPC-UAの開発・コンサルティング会社です。同社は、ExcelにアドオンするOPC-UAクライアントを開発、保守するとともに名古屋工業大 橋本研究室、越島研究室とともに制御システムにおけるセキュリティの共同研究を行っています。詳細はWebサイト ( http://ipuerto.co.jp )をご覧ください。