マクニカは、株式会社大林組のタワークレーンの自動運搬システムにて、弊社が取り扱うInnoviz社製品を活用した開発支援を行いました。

 近年、建設業界において、生産性向上、人材不足といった課題を解決するため、設備や業務の自動化、安全化技術のニーズが高まっている状況です。大林組様でも同様に、建設作業を支援するための新しい技術を常に模索されており、自動化の技術に注目されていました。

マクニカでは、かねてより自動運転に使われるセンサー技術がこのニーズに対応できる可能性を感じ、お客様にとって導入しやすい総合的なセンサーソリューション構築を進めてまいりました。

そこでこの度、大林組様のご要望に最適なセンサーのご提案をし、マクニカが取り扱うInnoviz社のLiDARソリューションをご採用いただきました。また、オンサイトの対応を含めた開発導入サポートを実施し、タワークレーン自動運搬システム開発をご支援させていただきました。

大林組様のタワークレーン自動運搬システムは、運搬したい目的地点の位置情報を指定するだけで、AIによって最適な運搬ルートを自動生成し、その運搬ルートに沿って自律で運転する事が実現可能となります。さらにはクレーン周辺の障害物をAIを活用し自動回避、吊り荷の揺れ止めや荷下ろし時の方向制御など安全性にも配慮した制御が可能となります。現在は現場への本格導入に向けて更なる開発を進められています。

 マクニカは、今後も社会課題に対して様々な分野で蓄積されたノウハウを用いてお客様の課題解決へ向けたソリューションを提供し、技術実装と運用に向けた支援を推進してまいります。