ネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークス株式会社（以下、マクニカネットワークス、本社：神奈川県横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長：池田　遵）は、日産証券株式会社（以下、日産証券、本社：東京都中央区日本橋蛎殻町1-38-11、代表取締役社長：二家 英彰)へ、米国Menlo Security, Inc.（メンローセキュリティ、以下、Menlo Security社、本社：米国カリフォルニア州メンローパーク、CEO：Amir Ben-Efraim）が提供するWeb分離・無害化ソリューション「Menlo Security」を提供したことを発表いたします。

日産証券は、株式や投資信託などの金融商品から商品先物取引、FX取引、CFD取引など、多様なデリバティブ商品も取り扱い、対面取引だけでなく、インターネット取引やコールセンター取引などにも対応するなど、幅広い商品を扱っています。金融事業者として顧客が不安なく取引できる体制を整えるため、社員が証券顧客の各種照会や発注などを行う端末のネットワークは完全にインターネットから分離し、株価情報を閲覧したりWebやメールを利用したりする際には、別途インターネットに接続しているウイルス対策ソフトを導入した他の端末を利用するなど、さまざまなセキュリティ対策を進め、情報漏えいなどのリスクの低減を図ってきました。
しかし、ますます高度化・複雑化する最近のサイバー攻撃の脅威の高まりと、各種クラウドサービスの利用を積極的に進めている業務環境を踏まえ、利便性を落とさずにインターネット接続端末のセキュリティ対策を強化するための方策を検討し始めました。

インターネットに接続する端末の環境全体を見直し、現時点で可能な最善策をとることを前提に様々なセキュリティ対策を検討するなかで、インターネット分離ソリューションの導入については、仮想環境に接続して閲覧するまでにログインなど認証の手間がかかる、利用できるブラウザが限定されるなどの課題があり製品選定が難航していました。そのような中、Web分離・無害化ソリューションMenlo Securityの紹介を受け、従来と変わらない環境・ブラウザをそのまま利用できるためユーザビリティに影響を与えることなく、またクラウドサービスのため迅速・容易に導入できるという点を評価し、Menlo Securityを採用しました。

Menlo Securityの導入により、全てのWebサイトが分離・無害化された完全に安全なWeb閲覧環境が実現したことで、ユーザ側の脅威に対する心配もなくなり、計画的なセキュリティ対応が実施できるようになりました。また、クラウドサービスのためシステムの面倒を見る必要もなく、偽セキュリティソフトに引っかかるなどしたユーザが問い合わせてくることもなくなり、運用管理の負荷も大幅に削減しました。

マクニカネットワークスは、これらかもMenlo Security社の最先端のセキュリティテクノロジーを提供することにより、サイバー攻撃の脅威から日本のお客様のITシステムを防御する一助となれるよう活動してまいります。