ネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークス株式会社（以下、マクニカネットワークス、本社：横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長：宮袋 正啓）は、この度、米国Menlo Security, Inc.（メンローセキュリティ、以下、Menlo Security社、本社：米国カリフォルニア州メンローパーク、CEO：Amir Ben-Efraim）と販売代理店契約を締結したことを発表いたします。

※ユーザ数に応じた年間サブスクリプション契約となります。

サイバーセキュリティに費やされる投資は数千億円を超え、サイバー犯罪による損失は数兆円に近いといわれています。毎日100万に近い数のマルウェアが作成されており、正規のWebサイトが不正なコードを埋め込まれるなど改ざんされ、ユーザが知らぬ間にゼロデイマルウェアに感染する事件も多数起こっています。このような攻撃への対策となる現状のセキュリティテクノロジーは、Webゲートウェイなどのシグネチャベースや、サンドボックス内でWebコンテンツが良いものか悪いものかを判断する対策がありますが、サイバーセキュリティの脅威を軽減するには必ずしも十分とはいえません。

この度、マクニカネットワークスが提供を開始するMenlo SecurityはAWS（Amazon Web Services）上にMenlo Security Isolation Platform（以下、MSIP）を準備しており、「Adaptive Clientless Rendering™（以下ACR）」という特許出願中の新しい分離テクノロジーを利用し、すべてのWebコンテンツをエンドポイントから分離されたクラウド上のMSIPで実行させ、実行結果だけをエンドポイントに画面転送します。その結果、正規のWebサイトが改ざんされていた場合でも、エンドポイント上ではコードは実行されないため、Webサイト閲覧時のマルウェア感染を防ぐことができます。ACRの利用にあたり特別なブラウザを用意したり、特別なエージェントをインストールしたりする必要がないため、ユーザは普段使用しているWebブラウザを利用できます。また、展開も容易なため、企業規模を問わず統合的なWebセキュリティを実現できます。なお、本ソリューションはVMwareやKVMでのサポートも予定されており、オンプレミスにおける仮想環境でもご利用いただくことができます。

マクニカネットワークスは、Menlo Security社の最先端セキュリティテクノロジーを提供することにより、サイバー攻撃の脅威から日本のお客様のITシステムを防御する一助となれるよう活動してまいります。