ネットワーク機器の輸入、開発、販売を手がける マクニカネットワークス株式会社　（以下　マクニカネットワークス、本社：神奈川県横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長：宮袋 正啓）は、この度、NTT西日本が100％出資する子会社で、日本の大手サービスプロバイダーであるエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社（以下 NTTスマートコネクト、本社：大阪府大阪市北区大深町3番1号、代表取締役：窪薗　竜二）へ、米国Splunk（スプランク）社製データ分析プラットフォーム「Splunk Enterprise（以下、Splunk）」を提供したことを発表いたします。

NTTスマートコネクトは、IX直結の高速バックボーンを備えた西日本最大級のデータセンターで、ハウジング、ホスティング、クラウド、ストリーミングなど、お客さまのインターネットビジネスにあわせた多様なサービスを提供しています。なかでも中核をなす事業として、リアルタイムの高画質ストリーミング配信基盤サービス「SmartSTREAM」を提供しています。「SmartSTREAM」のサービス品質の維持や、万が一の障害時の迅速なトラブルシューティングはNTTスマートコネクトにとって非常に重要です。従来では配信トラブルなどが発生した際には、調査のためにストリーミングアプリケーションのログを、スキルの高いエンジニアが手動により解析をしたり、独自ツールを用いて対処していました。しかし、大量のログデータを解析する際には、お客様からの問い合わせへの回答や報告に時間がかかることも多く、さらなるサービス品質の改善を目指した打ち手を検討していました。そこで、ロードバランサ、スイッチなどのネットワークからサーバ、アプリケーションまでのログデータを収集し、これらを串刺しにして分析できる仕組みを作り、高いサービスオペレーション品質の確保を実現するため、データ分析プラットフォームSplunkを採用しました。

Splunkは、多種多様なテキスト形式のログデータを、正規化などの処理をせずに、データの収集・蓄積・活用を可能にするデータ分析プラットフォームです。Webブラウザによる直感的且つ容易な操作と、自由自在な分析により作業の効率化、迅速化を実現します。また、分析結果のアラート、レポート、ダッシュボードなどデータ活用をサポートする機能を提供しています。
NTTスマートコネクトは、Splunkを導入したことで、これまでログの突合せや分析にかかっていたエンジニアの作業工数を大幅に削減し、業務の効率化とお客様からの回答に対する迅速な対応の実現を目指しています。今後は、IT部門のみならず、営業部門でのトラブルシューティングとレポーティング機能を活かしたサービス利用状況のリアルタイムな情報共有ツールとして活用することを想定しております。また2014年9月にSplunk社よりリリースされたストリーミング・ワイヤデータ(パケット)をリアルタイムにキャプチャする「Splunk App for Stream」との連携によるさらなる効果を期待しています。

マクニカネットワークスでは、今後もキャリア、Webサービス企業のオペレーション改善とサービス品質維持を支援するソリューションとして、Splunkを積極的に提案してまいります。