ネットワーク機器の輸入、開発、販売を手がける マクニカネットワークス株式会社 (以下 マクニカネットワークス、本社:神奈川県横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:宮袋 正啓)は、この度、米国Ping Identity社製ID連携ソフトウェア「PingFederate(ピン・フェデレート)」(以下、PingFederate)の最新版7.2を国内企業向けに提供を開始したことを発表いたします。

新バージョン PingFederate 7.2
出荷開始日 2014年10月14日

昨今、企業におけるクラウドサービス(SaaS)の採用が加速し、セキュリティの境界線はインターネット上まで拡大しています。この環境変化に伴い、企業内における境界防御の考え方は、ファイア・ウォールをはじめとしたこれまでのネットワーク層からアイデンティティ・セキュリティをはじめとしたアプリケーション層での対策がより重要になりつつあります。同時に、ユーザの利便性向上に加え、管理者の工数負荷を軽減するために社内システムで使っているIDをクラウドでもそのまま利用できるセキュアなシングル・サインオン(以下、SSO)の実現が望まれています。

Ping Identity社のPingFederateは、世界で1,200社以上の導入実績を持ち、社内の認証システムと連携したSSO、必要な情報のみをクラウドに渡すセキュアなプロビジョニング機能(ユーザアカウント・属性情報の自動作成・更新・削除)を提供するユーザ・インタフェースに優れたクラウドID連携ソフトウェアです。

この度提供を開始した最新版PingFederate 7.2では、企業での情報共有を促進するため導入が加速しているクラウドサービスOffice 365利用時の課題であった、マイクロソフト社から提供されているActive Directoryフェデレーションサービスが必要となる複雑なシステム構成を解消します。これは、特にグローバル企業等の大企業でOffice 365がマルチテナント環境であったり、Active Directoryがマルチドメイン・マルチフォレスト環境であるため、そもそもセキュアなSSOを実現できない、もしくはプロビジョニング(アカウント同期)時にOffice 365用の統合Active Directoryの構築が必要になることが、セキュアなSSOの実現の障壁になっていました。最新版PingFederate 7.2および無償でご提供するOffice 365用コネクターを利用いただくことで、Office 365のマルチテナント、Active Directory のマルチドメイン・マルチフォレストの環境でも、ID連携(フェデレーション)の設定が可能になり、統合Active Directory・ディレクトリ同期ツールDirSyncも不要のため、シンプルなシステム構成でセキュアなSSOを実現することが可能になります。その結果、ユーザの利便性向上や管理者の工数負荷を軽減を実現します。

マクニカネットワークスは、PingFederate 7.2の国内提供を通じて、Office 365の導入を検討している大手企業、大規模組織に向けて積極的にPingFederateを提案するとともに、Office 365、Salesforce、Google Apps、Box等のクラウドサービス(SaaS)利用企業でのID管理における課題解決を支援してまいります。

PingFederateのOffice 365に対する特長

  1. 各フェデレーションプロトコル(SAML2.0、WS-Federation、WS-Trust STS)に対応し、Office 365のWebとリッチクライアントの両方のフェデレーションログインに対応
  2. Webブラウザを用いたパッシブログオンでは、多要素認証にも柔軟に対応可能
  3. マイクロソフト社の”The Works with Office 365 - Identity” プログラムにより、PingFederateを用いたOffice 365へのシングル・サインオン動作が、マイクロソフト社によって確認されています。

PingFederate 7.2でのOffice 365に対する対応強化

1. VirtualServerID 機能により、複数のOffice 365ドメインとのフェデレーション設定に対応
  • テナント・ドメイン構成に柔軟に対応
    1. シングルテナント・マルチドメイン
    2. マルチテナント
2. Active DirectoryおよびLDAPとの連携
  • ADのフォレスト・ドメイン構成に柔軟に対応
    1. シングルフォレスト・マルチドメイン
    2. マルチフォレスト
  • AD以外のLDAPにも対応
3. プロビジョニング用のOffice 365用コネクターを提供(ディレクトリ同期ツールDirSync不要)
  • プロビジョニング(アカウント同期)時に、Office 365用の統合ADの準備が必須でない
  • オンプレ側ディレクトリとOffice 365側のユーザを自動プロビジョニング
    1. ユーザの追加・変更・削除を検知し自動同期
    2. セキュリティグループおよびユーザの所属グループも自動同期
  • 反映元(ディレクトリ側)と反映先(Office 365側)の属性項目を任意にマッピング可能
  • LDAPの利用により、Active Directory以外からも同期可能能
    1. ADのフォレスト・ドメイン構成に柔軟に対応

製品に関するお問い合わせ先

株式会社マクニカ
Ping Identity 製品担当
TEL :045-476-1980

https://www.macnica.co.jp/business/list_closed/pingidentity/index.html

Ping Identity社 会社概要

Ping Identity社は、次世代のアイデンティティ・セキュリティ・ソリューションのパイオニアであり、最大の独立プロバイダーです。
Ping Identity社は、Fortune100の半数以上を含む世界1,200社以上の顧客を持ち、あらゆるデバイスから、どこからでも、利便性高くかつセキュアに使い慣れたアプリケーションにアクセスできる環境を提供し、何億人もの人々の日々の生活、仕事のやり方を改革し続けています。

https://www.pingidentity.com/

報道機関お問い合わせ先

株式会社マクニカ https://www.macnica.co.jp/
TEL: 045-476-2010
〒222-8562 横浜市港北区新横浜1-5-5
広報担当 豊田(とよだ)

※本文中に記載されている会社名は、各社の登録商標または商標です。

※Microsoft、Office 365は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。