Microchip社 リタイマー製品詳細を説明するページです。高速伝送を実現するPCIeでケーブルやバックプレーン上でデータ伝送を行う場合、振幅の減衰やノイズの影響で波形が乱れてしまいます。受信側で正しくデータを受け取るためには、波形を元のきれいな姿に戻す必要があります。そこでリタイマ製品を使用することで、ジッターが補償され、高速デジタル信号の波形を保ったまま伝送することが可能になります。
リタイマーと似た製品でリドライバーという製品がありますが、違いは、リタイマーはClock Data Recovery(CDR)を内蔵してクロック抽出を行います。

Microchip社 リタイマー製品は、PCIe Express 3.0/4.0/5.0&Compute Express Link 1.1/2.0に対応しています。PCIe Specよりも80%以上低いレイテンシー(Pin-to-Pinレイテンシは10 ns未満)を実現することが可能です。各種Lane数(x1/x2/x4/x8/x16)の選択が可能で、GUI Toolによるリアルタイム・アイキャプチャーやループバックテストの実施等、豊富な診断機能をサポートしています。また、パッシブ銅ケーブルと光ケーブルをサポートしており、ホットプラグ、サプライズプラグ等の高信頼性機能を備えています。