株式会社KADOKAWA Connected様

KADOKAWAは大規模複合施設の
100G化をどう実現したのか

POINT

サードパーティー製の光トランシーバーの導入により、ネットワークのコスト構造を 一変させたKADOKAWA Connected。その効果は、ネットワーク設計の自由度をも格段に高めた。ミュージアム、イベント施設、ホテル、レストラン、書店、オフィス、神社など、あらゆる文化をひとつにした大規模複合施設「ところざわサクラタウン」に100Gの広帯域LANを低コストに構築。この「なんでもできるネットワーク」の実現によって、設計・運用の負荷も劇的に改善した。

圧倒的なコストダウン策のカギは光トランシーバーにある。

市場環境や現場ニーズの急変にも慌てず騒がず対応できるよう、常にリソースには 余裕を持たせておく――。

ビジネスでは当然の鉄則だが、こと通信ネットワークにおいては、これがなかなか難しい。需要に対して常にギリギリの帯域設計を強いられ、要件変更やトラブルへの対応をエンジニアの汗と根性で乗り切るような綱渡りを続けている企業も少なくないはずだ。

企業活動が通信ネットワークに大きく依存し、かつ要件・ニーズも多様化した今、そんな旧態依然の設計・運用法からは早々に脱却すべきだ。これをまさに体現したのが、KADOKAWAグループが運営するサービスのインフラ開発・運用等を担うKADOKAWA Connectedである。同社でネットワークを始めとするインフラ全般のストラテジストとして戦略を立案する東松裕道氏は、一般的な企業の実態との違いを語った。

User Profile

株式会社ブロードバンドタワー

URL

https://www.bbtower.co.jp/

日本初の専業型インターネット・データセンター事業者として2000 年に設立。データセンターサービスを中核に、クラウドサービスの「c9」や、Dell EMC Isilon( アイシロン)・Scality RINGなどのストレージソリューション、情報セキュリティソリューションといったコンピュータプラットフォーム事業、IoT/AIソリューション事業、メディアソリューション事業を展開している。新たなデジタル変革時代の到来に対応すべく2018 年8月に東京都千代田区(大手町地区)に開設した「5G」時代のデータセンター『新大手町サイト』では、日本を代表する3 大IX(JPIX, BBIX, JPNAP) や、代表的なメガクラウドとの直接接続を実現、キャリアニュートラルな環境の提供とも相まって、重要ビジネスの基盤として、多数の企業や組織から高い信頼と注目を得ている。