シナリオ機能や各種芸術効果を拡張し、デジタル写真表示機器向けに新たな付加価値を提案

半導体やネットワーク機器の輸入、販売、開発を手がける株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:中島 潔、資本金111億94百万円、証券コード:7631)は、この度、同社オリジナルの静止画スライドショー用組込みミドルウェア「MARBO PictImpact*1」にシナリオ機能や各種芸術効果を拡張した新バージョン「MARBO PictImpact 4.0」をリリースいたします。

マクニカは、デジタルフォトフレーム(以下DPF)やテレビなど各種デジタル家電市場の「より魅力的で面白い写真の楽しみ方を組込みたい」というニーズに応えるために、静止画表示機能を搭載したアプリケーションに対して、油絵調や色鉛筆調などの芸術的効果を含んだ、組込み用途向けとしては非常にユニークな機能を備えた静止画スライドショー用組込みミドルウェア「MARBO PictImpact」を2007年に開発しました。

近年、国内デジタル家電市場は、激しい競争の中でいかに差別化を図るかが大きな課題となっています。例えば、家庭用FAXやオーディオシステムなどの既存製品にリッチな表示パネルを設けDPF機能を付加したり、また、DPFだけではなく、テレビ本体へ静止画スライドショー機能を搭載するなど、差別化の一つとして静止画スライドショーを付加価値とする動きが活発化してきています。

そこで、マクニカは、スライドショーをさらに楽しんでいただくために、機器開発者および機器を利用するユーザが自由にスライドショーの動作を定義できる新たな機能を拡張した「MARBO PictImpact 4.0」を開発しました。これは、テキストベースのシナリオ定義ファイルにスライドショーの動作を記述するだけで様々なスライドショープログラムを実現することができます。これにより、C言語などのプログラムによるコンパイル作業が不要となるため、機器開発者が効率的に様々なシナリオを組むことができます。さらに、製品にシナリオ定義ファイルを出力できるGUIアプリケーションを用意することで、一般ユーザの手元で自在に好みのシナリオを組むことも可能になります。
  例えば、ユーザ間で自分の作ったお気に入りのシナリオを、個人で楽しむだけでなく他のユーザと共有したり、第3者が作った優れたシナリオをネット上で多数の人が共有し自前の写真を楽しむという、新たな静止画スライドショーの楽しみ方が広がる可能性も考えられます。

また、この度の「MARBO PictImpact 4.0」では芸術効果も拡張しました。従来の油絵調、色鉛筆調効果に加え、スケッチ画調、イラスト画調、版画調、テクスチャ調など、20種類に拡張しました。
これら機能拡張により、部屋のインテリアとして受動的に雰囲気を楽しむ用途から、より積極的に鑑賞し楽しむ用途へと広がっていくことが期待されます。

マクニカは、今後も引き続き、静止画スライドショー用組込みミドルウェア「MARBO PictImpact」を、DPF、テレビ、BD/HDDレコーダ、デジタルカメラおよびその周辺機器を含め、映像表示機能を持つ様々なデジタル家電向けに広く提案を行っていく予定です。

なお、本製品は、5月12日より東京ビッグサイトにて開催される『第13回 組込みシステム開発技術展 (ESEC2010)』のマクニカブース(ブース番号:東35-26)においてデモ・展示を行います。

 

*1:MARBO PictImpactとは
油絵調や色鉛筆調などのアートな機能や軽量でスムーズに動作する3Dエフェト等、また、ただ単に写真と写真を切り替えるだけのものとは一線を画したイメージ切り替え効果等、多様な効果の組み合わせにより、静止画をより魅力的に演出する、静止画スライドショー用組込みミドルウェアです。 デジタルフォトフレーム、デジタルTV、携帯電話、デジタルサイネージなど、静止画を取り扱う組込み機器のコンテンツ表現を一変させます。

  • スライドショーによる多彩なエフェクト
  • 柔軟な画像レイアウトによる魅力的な演出
  • 様々な組込み用途に適用可能

→詳細はこちら http://mssp.macnica.co.jp/products/mbpi/

* 本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
* MARBO®はマクニカの登録商標です。

 

■お問い合わせ先
株式会社マクニカ  http://www.macnica.co.jp
経営戦略部 広報企画課 宮原
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル
TEL:045-470-9851 FAX:045-470-9853