2010.2.22
Javelin Semiconductor, Inc.
株式会社マクニカ クラビス カンパニー

米国 Javelin Semiconductor, Inc. とマクニカ、国内販売代理店契約を締結
3G携帯端末用CMOS RFパワーアンプ「JAV5001」の販売を開始

3G PA市場にてJAV5001が拡げるCMOSの性能と可能性

ワイヤレスコミュニケーション市場で高性能ミックスドシグナルICを開発する米国のJavelin Semiconductor, Inc.(以下 ジャベリン社、CEO:Brad Fluke(ブラッド・フルーク))と、半導体やネットワーク機器の輸入、販売、開発を手がける株式会社マクニカ(以下 マクニカ、本社:横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:中島 潔、資本金111億94百万円、証券コード:7631)は、この度、国内代理店契約を締結し、同社のCMOS 3Gパワーアンプ「JAV5001」を販売開始することを発表いたします。

ジャベリン社の「JAV5001」は、動作の安定性と信頼性において業界最高の性能を有しており、かつ標準規格にも準拠しています。JAV5001には、特許取得済みの独自アーキテクチャが標準CMOSに実装されており、あらゆる出力電力においても最小*1の消費電力を実現しています。その結果、3G携帯端末機器の実際の使用条件下でのバッテリ消費電流として、業界最小*2の値を実現しました。JAV5001は、電源電圧レギュレーションとPAバイアス、入出力マッチングおよび出力電力コントロールに必要な全ての回路を、わずか3x3mmの業界標準パッケージに実装しています。JAV5001は、3G携帯端末機器およびデータカードの設計プロセスをよりシンプルにするとともに、バッテリ寿命を延ばし、動作安定性と信頼性をも改善します。W-CDMAおよびHSPAの厳しい業界標準規格である3GPPに準拠しており、JAV5001は長い間待望されていたワイヤレス用のPAをGaAsからCMOSにシフトしていく、というきっかけを与えるものになると考えられます。

ジャベリン社は現在、JAV5001のサンプル出荷を開始しており、2月15日~18日にかけてスペインのバルセロナで開催されたMobile World Congress(MWC)において、実際の携帯端末機器に実装された状態でその革新的な技術のデモを実施しました。

「当社がJAV5001を発表できることをうれしく思っています。JAV5001に取り込んだ先進的な性能、集積化した回路、高い信頼性により、携帯端末機器メーカーの方が今日直面している多くの困難を解決できる、と考えています。」と、ジャベリン社の社長兼最高経営責任者であるBrad Fluke(ブラッド・フルーク)氏は述べています。「新しく取り入れたアーキテクチャ、回路の実装とモデリングにより、独自の経験を持つ当社のエンジニアリングチームは、これまでPAの開発にはつきものであった膨大な回数の実験と繰り返し行われる設計改版をしなくても良くなる、ということに初めて成功しました。我々が最初に設計した製品は、3GPPに完全に準拠しており、速やかに量産の段階に移行できます。」また、ジャベリン社 VP of MarketingのPatrick Morgan(パトリック・モーガン)氏は、「この度、日本の大手半導体代理店の中でもワイヤレス分野における経験が最も豊かなマクニカ クラビス カンパニーと代理店契約を締結できた事に非常に喜びを感じています。」と述べています。

JAV5001は3G UMTS Band I用のPAですが、必要な周辺回路はわずか2つであり、バッテリに直接接続することができます。業界で最も構成部品数(Bill of Materials: BOM)が少ないため、携帯端末機器メーカにとって速やかに導入頂けるものとなっています。JAV5001は出力負荷変動に対して動作が非常に安定しており、オープンとショートに対する保護回路を有しているため厳しい環境下においても容易に故障することがありません。また帯域外へのノイズレベルも、現在市場にあるあらゆる携帯端末機器用のPAよりも小さくなっています。

「CMOSプロセス技術の革新は、これまで携帯端末機器の性能と機能の発展に大きく寄与してきました。パワーアンプはCMOSに残された、次なる大きな飛躍の場です。」とドイツ銀行のワイヤレス機器担当シニアアナリストであるブライアン・モドフ氏は述べました。「ジャベリン社の今回の成果は、同社が今回採用したアーキテクチャが非常によく検討されたもので、しっかりとした設計手法により実現されたものだ、ということを示しています。GaAs PAを越えられる目処がたったので、JAV5001は3G携帯端末機器のPAが今後CMOSにシフトしていく、というきっかけを与えるものになると考えられます。」

ジャベリン社は、この新しく採用したアーキテクチャに関して15の特許を取得しており、今後はこの技術を全てのCMOS 3G PAファミリに展開する予定です。ジャベリン社の製品は、世界最大の半導体ファウンドリから供給されますが、このファウンドリでは、これまで半導体市況サイクルに供給面が左右されてきたPA市場において、安定供給を実現すべく生産能力を実質的に無限大と言えるまで拡げつつあります。

JAV5001は数量10,000個の場合、単価1.45USドルで提供できます。現在すでにサンプル提供が可能であり、2010年6月には量産出荷の予定となっています。

「ジャベリン社は、マクニカにとって理想的なパートナーであり、彼らの最先端技術と当社の高品質なサービスと技術力が融合することで、ユーザーの設計期間の短縮や刻々と変化するワイヤレス通信市場の要求に応えられると信じている。」とマクニカ クラビス カンパニーの佐藤 剛正カンパニー プレジデントは述べています。
 マクニカ では、ジャベリン社の製品を、携帯電話メーカー及び強いつながりを持つモジュールベンダーのお客様に対し、販売と技術サポートを提供してまいります。 なお、マクニカは、社内カンパニー制を導入しており、同社製品に関しましては、クラビス カンパニーにて取扱いをします。


*1・2 ジャベリン社調べ
* 本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
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■お問い合わせ先
株式会社マクニカ  http://www.macnica.co.jp
経営戦略部 広報企画課 宮原
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TEL:045-470-9851 FAX:045-470-9853



■Javelin Semiconductor, Inc. について
 Javelin Semiconductor社は、ワイヤレスコミュニケーション市場で高性能ミックスドシグナルICを開発する革新的な企業です。世界に通用するレベルの技術者が開発した製品が、世界で最も広く使われている半導体プロセス技術であるCMOSに実装されています。Javelin Semiconductor社は2007年にテキサス州オースティンに設立されました。
詳細情報は同社ホームページをご参照ください。http://www.javelinsemi.com/


■株式会社マクニカ クラビス カンパニーについて
 マクニカは1972 年の設立以来、エレクトロニクスおよび情報通信の領域で、半導体やネットワーク関連機器などを企画開発、販売する技術商社&ソリューションプロバイダーです。最先端のエレクトロニクス商品を数多く取り揃え、常に先進の技術や知識をより高い付加価値とともに提供しています。また、市場の動きや顧客のニーズを的確に捉え、独自のきめ細かいサービス&サポートを確立し、商品の設計や開発を支援しています。当社は、東京取引証券所市場第一部に上場し、横浜に本社を構え、香港、上海、台湾、シンガポール、タイ、韓国、アメリカ、ドイツに現地法人を有しています。マクニカでは、社内カンパニー制を導入しており、クラビス カンパニーはそのうちの1カンパニーです。
詳細情報は同社ホームページをご参照ください。http://www.macnica.co.jp