2008.09.29
アナログ・デバイセズ株式会社
株式会社マクニカ

アナログ・デバイセズとマクニカ、Blackfin®対応組込みLinux 開発プラットフォーム「MARBO-3EX」を海外市場へ向けて本格的に展開

海外のBlackfin ユーザ向けにも開発環境を拡充

アナログ・デバイセズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:馬渡修)と株式会社マクニカ(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:中島潔、以下マクニカ)は、本日、アナログ・デバイセズのBlackfinRプロセッサ用評価ボード「EZ-KIT LiteR」に対応したマクニカ製組込みLinux 開発プラットフォーム「MARBO-3EX」を、海外市場に向けて本格的に展開することを発表します。なお、販売に関しては、マクニカグループの海外現地法人を通じて11 月中旬より行います。また、この度の海外展開に伴い、MARBO-3EXは初めてBlackfin μClinux バージョン2008R1-RC8 (*1)へ対応することになります。 アナログ・デバイセズは、マクニカのMARBO-3EX の海外展開をサポートするためのプロモーション活動を推進していきます。

マクニカのディビジョン・カンパニーであるテクスターカンパニーは、これまで、アナログ・デバイセズの国内販売代理店として、Blackfin のテクニカルサポートを長年手がけてまいりました。その実績をもとに、Blackfin に関する技術力の蓄積と優れたサポートチーム体制を活用し、マクニカ事業開発本部においてBlackfin の開発環境ボードであるMARBO-3EX を開発しました。そして、この度、アナログ・デバイセズ製開発ツールのサードパーティとして、国内のみならず海外市場においても積極的に販売していくことを決定しました。また、アナログ・デバイセズは、マクニカをBlackfin 拡販上の戦略的なツールベンダーおよびパートナーとして、MARBO-3EX の海外展開を積極的にバックアップしていきます。

さらに今回、MARBO-3EX がBlackfin μClinux バージョン2008R1-RC8 に対応することで、FLAT 形式(*2)だけでなくELF 形式(*3)のファイルフォーマットをもサポートし、システム開発者はよりユーザアプリケーション開発の上でのメリットを享受できるようになりました。たとえば、Linux 標準のオープンソースのMPlayer と呼ばれるメディアプレーヤーや、IP 電話、音声認識機能など、さまざまなアプリケーションが利用できるようになります。

MARBO-3EX の海外市場への販売は、マクニカグループの米・欧州やアジアなどの現地法人経由にて行います。また、ユーザサポートについては、マクニカ事業開発本部が提供する「MARBO-3EX ユーザサポートWEB サイト」経由にて行っていきます。

アナログ・デバイセズは、この度のMARBO-3EX の海外展開にあわせて、MARBO-3EXのウェブサイト(英文)を同社のホームページに開設するなど、MARBO-3EX の海外展開をサポートするプロモーション活動を推進します。さらに、MARBO-3EX に対応するBlackfin プロセッサ用評価ボード「EZ-KIT LiteR」のディスカウント・キャンペーンも今後実施していく予定です。

アナログ・デバイセズ株式会社汎用DSP プロダクツディビジョンの日本担当ディレクター、ポール・ウィラー(Paul Wheeler)は次のように述べています。「Blackfin プロセッサは、汎用性の高い組込みメディア・プロセッサです。民生機器や産業機器などの幅広い市場における開発期間短縮の要求を満たすことができるMARBO-3EX が広く使われることを期待します。」 �マクニカ事業開発本部本部長渡辺史郎氏は次のように述べています。「MARBO-3EXはマクニカの過去8年にわたる組込Linux の経験をもとに提供する、初心者からLinux プロフェッショナルな開発者まで、あらゆるレベルのユーザの期待に応えることができると自負する、Blackfin 専用開発プラットフォームです。このシステム一台でBlackfin が想定するほとんどのアプリケーションソフトウェアの開発とテストが可能になります。 MARBO-3EX がグローバルに展開されBlackfin プロセッサの市場拡大に寄与できることを期待します。」


■アナログ・デバイセズのBlackfin プロセッサについて
アナログ・デバイセズのBlackfin プロセッサは、オーディオ、ビデオ、通信の組込みアプリケーションで求められる演算ニーズと消費電力条件に対応するために設計された汎用性の高い組込みメディア・プロセッサです。32 ビットのRISC ライクな命令セットとデュアル16 ビット乗算累積(MAC)信号処理機能に加え、汎用マイクロコントローラに見られる使いやすい属性を備えています。Blackfin プロセッサ用評価ボードEZ-KIT Lite は、メモリやオーディオ/ビデオ入出力等の機能を備えたマルチメディア評価ボードです。詳細は、ウェブサイトwww.analog.com/jp/Blackfin/をご覧ください。

■株式会社マクニカの「MARBO-3EX」について
マクニカの「MARBO-3EX 」は、アナログ・デバイセズのBlackfin プロセッサ(ADSP-BF533/537/561)に対応した組込みLinux 開発プラットフォームです。Blackfin プロセッサ用評価ボードである「EZ-KIT Lite」と組み合わせて使用し、各Blackfin プロセ ッサ用の「EZ-KIT Lite」を差し換えることにより、3 種類のBlackfin プロセッサすべてに対応(*4)します。 MARBO-3EX はタッチ・パネル付きLCD Panel、USB2.0 Device/Host、SD/CF カード、Ethernet、HDD 用I/F など、1 枚のボード上で評価・開発に必要なほとんどの周辺をサポートしており、それら周辺に対応したデバイスドライバはソースレベルで標準添付され、ユーザ製品への利用も可能です。ユーザはMARBO-3EX により、Blackfin を使った製品化により近いシステムレベルでの開発・評価が可能となるため、民生機器や産業機器などの幅広いアプリケーションを短期間で開発できるようになります。 また、このたび、Blackfin μClinux バージョン2008R1-RC8 に対応したことで、Linuxの豊富な設計資産を活用し、付属のソフトウェアコンポーネントおよびハードウェア設計情報を自在に組み合わせることによって、お客様は独自の製品開発をすぐに始めることが可能となります。 詳細は、ウェブサイト http://mssp.macnica.co.jp/products/mb3ex/をご覧ください。

*1 Blackfin μClinux バージョン2008R1-RC8 は、Blackfin プロセッサ用μClinux ディストリビューションプロジェクトが提供するLinux カーネル2.6.22.18 をサポートしたソフトウェアパッケージです。
詳細は、ウェブサイトhttp://blackfin.uclinux.org/をご覧下さい。

*2 FLAT 形式とは、MMU 機能を持たないLinux であるμClinux で標準的に使用されているバイナリフォーマットです。

*3 ELF 形式とは、Linux で標準的に使用されているバイナリフォーマットです。

*4 各Blackfin プロセッサに対応したEZ-KIT Lite をご用意いただく必要があります。


■アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。 ADI は、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000 社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40 年以上の歴史を誇るADI は、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900 人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADI はS&P 500 インデックスに挙げられています。

■マクニカ事業開発本部について
マクニカは1972 年の設立以来、エレクトロニクスおよび情報通信の領域で、半導体やネットワーク関連機器などを企画開発、販売する技術商社&ソリューション・プロバイダーです。最先端のエレクトロニクス商品を数多く取り揃え、常に先進の技術や知識をより高い付加価値とともに提供しています。また、市場の動きや顧客のニーズを的確に捉え、独自のきめ細かいサービス&サポートを確立し、商品の設計や開発を支援しています。 事業開発本部は、マクニカの中でもソリューション・プロバイダーとしての機能をより強く反映した部門です。暗号化IP、Network IP 等各種IP の開発、ASIC 設計受託、ボード設計受託、組込みソフトウェアの開発、また今回発表を行うADI 社Blackfin プロセッサを用いた開発プラットフォームなど様々な付加価値サービスをご提案しています。 ※詳細は同社のホームページhttp://www.macnica.co.jpをご参照ください。

* 本文中に記載の社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせは下記にまでお願いいたします。

■お問い合わせ先
株式会社マクニカ  http://www.macnica.co.jp
経営戦略部 広報企画課 宮原
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル
TEL:045-470-9851 FAX:045-470-9853