2007.02.08
株式会社マクニカ
ブリリアント テクノロジー カンパニー

マクニカ、加国Certicom(サーティコム) Corp.と販売代理店契約を締結、楕円曲線暗号(ECC)技術を使ったセキュリティ暗号ソフトウェアの販売を開始

旧式の暗号システムから新しい公開鍵暗号システムへのスムーズな移行を実現

 半導体やネットワーク機器の輸入、販売、開発を手がける株式会社マクニカ(以下 マクニカ、本社:横浜市港北区新横浜1-6-3、代表取締役社長:神山 治貴、資本金111億94百万円、証券コード:7631)は、この度、Certicom Corp.(以下サーティコム社、本社:加国オンタリオ州ミシソーガ、President&CEO:Ian MacKinnon. )と2007年1月に販売代理店契約を締結し、同社セキュリティ暗号ソフトウェアを日本で販売開始することを発表いたします。

 サーティコム社は、カナダのウォータールー大学教授で楕円曲線暗号(ECC)の第一人者であるDr. Scott Vanstone氏が設立し、約20年にわたり、セキュリティに関しての革新的なアプローチを展開してきました。同社は、楕円曲線暗号を認定標準化期間に導入した最初の企業であり,現在世界中で 350 件以上の特許製品または特許申請中の製品にて事業展開を図っております。楕円曲線暗号とは、楕円曲線と呼ばれる数式によって定義される特殊な加算法に基づいて暗号化・復号を行なう新しい暗号方式です。現在一般的に使用されているRSA方式に比べると、セキュリティ強度は保ったまま、鍵長を短くすることにより、アクセス時間の短縮や、必要メモリ容量や消費電力を少なくすることができます。同社はECC技術に対しての経験と実績が豊富にあり、この技術をベースとした暗号システムの構築に優れています。

 この度、マクニカにて取り扱いを開始する、サーティコム社製「Certicom Security Architecture™」 は、様々なアプリケーション開発のために柔軟に対応可能なモジュール式の暗号プロバイダによって構成され、FIPS 140-2*1 認定を受け、ECCのNSA規格*2に準拠しています。「Certicom Security Architecture™」 のコンポーネントは標準API*3 で統一されているため、RSAなどの暗号システムから、新しい公開鍵暗号システム(ECC)へのスムーズな移行を実現します。これにより、製造メーカは、異なる複数のチップセットを持つ製品の移植性とコードの再使用性を最大限に高めることができます。また、サーティコム社は、SSL、IPSec、PKI、DRM、Embedded Trust Services (ETS) なども提供しているため、ECCのみならず、お使いいただく環境にあわせて、セキュリティサービス全般にわたり提供することが可能です。

 近年のデジタル化・ネットワーク化により、製品やサービスの提供・享受が円滑になる一方で、情報の保護、著作権の管理、また製品の不正コピーの防止にかかる対応への要求は高くなるばかりです。国内の情報セキュリティソリューション市場は2010年には3000億円に達すると予測され、今後5年間で年平均成長率は約20%と、高い成長の見込める市場といわれています。サーティコム社製の「Certicom Security Architecture™」に含まれる各モジュールを用いることにより、機器開発における費用対効果、市場投入までの時間短縮化だけでなく、業界規格および政府の厳密なセキュリティ基準に適合することにより、新たな市場への参入機会の拡大へと貢献できると考えています。

 サーティコム社の副社長でWorld Wideセールス・マーケティング責任者のデービッド・セキーノ氏は、「サーティコム社では、World Wideでの売上拡大を見込んでおり、最先端のデジタル機器を開発するメーカーが数多く存在している日本市場での成功が非常に重要であると判断している。この度、マクニカ・ブリリアント テクノロジー カンパニーと代理店契約を締結し、同社の持つ幅広い顧客層、優れた技術・営業のサポート力と、我々の高い技術力、製品力が結び付くことにより、日本の顧客に満足していただけるサポートが可能になったことを強く確信している」 と述べています。

 マクニカでは、サーティコム社製セキュリティアーキテクチャを、デジタルコンシューマ、OA機器、車載機器、産業機器等の幅広い市場に向けて、きめ細かい営業・技術サポートを提供します。なお、当社は社内カンパニー制を導入しており、同商品に関しましては、ブリリアント テクノロジー カンパニーにて取り扱いをします。

*1:NIST(National Institute of Standards and Technology:国立標準技術研究所)によって公表されている、FIPS(Federal Information Processing Standard:連邦情報処理規格)140-2(暗号モジュールのセキュリティ要件についての規格)
*2:【National Security Agency】アメリカ国家安全保障局
*3:【Application Program Interface】

■Certicom Corporation.について
 サーティコム社は、1985年に設立、カナダ オンタリオ州ミシソーガ市に本社を置き、楕円曲線暗号の第一人者であるDr. Scott Vanstone 氏(現・同社 上級副社長)によって創業され、現在まで世界中で 350 件以上の特許製品または特許申請中の製品を開発お客様へ提供しています。また、同社は、業界のリーダーに贈られる数々の賞を受賞しており、その専門性は高く評価されています。
詳細情報は同社ホームページをご参照ください。http://www.certicom.com

■株式会社マクニカ ブリリアントテクノロジー カンパニーについて
 ブリリアント テクノロジー カンパニーは株式会社マクニカのディビジョンカンパニーです。
ブリリアント テクノロジー カンパニーでは、国内、海外の優良ベンチャー企業を発掘し、その技術や商品を日本のマーケットにいち早く提供しています。商品ごとにFAE(フィールドアプリケーションエンジニア)を配置、お客様の開発期間を短縮させるための設計支援や、新技術を応用した差別化提案などを行っています。当カンパニーが取り扱うIC、電子部品は、情報・通信及びデジタル家電、産業用機器などの市場で、幅広くご使用いただいています。
URL :http://www.btc.macnica.co.jp/

■参考画像
Certicom Security Architechture概念図
※本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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