2005.01.20
マクニカネットワークス株式会社

マクニカネットワークス、米国オービタルデータ社と総販売代理店契約を締結
長距離・大容量TCPデータ通信の高速化製品の販売を開始

長距離TCP通信を50倍まで高速化するアプライアンス

 ネットワーク機器の輸入、開発、販売を手がける マクニカネットワークス株式会社(以下 マクニカネットワークス、本社:横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:中島潔)は、この度、Orbital Data社(以下、オービタルデータ社、本社:米国カリフォルニア州サンマテオ、CEO: Richard Pierce)と総販売代理店契約を締結し、同社製アプライアンス 米国製品名Orbital 5500(以下 Orbital 5500)の取り扱いを2005年1月下旬より開始することを発表致します。

商品名(米国製品名):Orbital 5500 5M/ 10M/ 100MJ
予定価格 :\2,600,000 (税込\2,730,000)~
出荷開始予定日 :2005年1月下旬

 Orbital 5500シリーズは、距離による遅延、輻輳、回線品質による通信速度の劣化を防ぐアプライアンスです。
拠点間の高度なTCP フロー制御を提供することにより、長距離・大容量データ転送の高速化を実現します。 結果として、アプリケーションの応答時間を改善し、業務効率の向上が図れるとともに長距離・大容量のデータ転送の通信時間の予測が可能になります。
これまで、ナローバンドの高速化技術として通信の圧縮を行う製品、また、ブロードバンドのTCP高速化技術としては、拠点間通信をUDPに変換する製品や、TCPセッションを多重化することによる高速化技術がありました。
 しかしながら、10Mbps,100Mbpsの広域イーサネットが一般的になった日本の現状では、何れのソリューションも期待したほどの効果がありませんでした。 その中で、オービタルデータ社の Orbital 5500シリーズは既存のインフラやサーバの設定を変更することなく、透過的に設置するだけで、あらゆるTCP長距離通信の高速化を実現します。
今回のパートナー契約締結に関して、オービタルデータ社の会長兼最高経営責任者のRichard Pierce氏は、「マクニカネットワークスは海外製品が日本で成功を収めるために必要不可欠なテクノロジーや営業開発力、サポート力を持った企業です。私たちは今後の実りのあるパートナーシップを楽しみにしています。」と述べています。

マクニカネットワークスでは、オービタルデータ社のOrbital 5500シリーズを、デジタルコンテンツ資産管理、CADデータの通信、デザスターリカバリ等 長距離・大容量データ通信の高速化が必要な企業やキャリア、データセンター、ISPなどのお客様に対し、積極的に販売展開していきます。
長距離TCP通信の問題点

 TCP通信の速度低下は、(1)距離によって増加するラウンドトリップタイム(RTT)による遅延、(2)輻輳制御による遅延、(3)回線品質による遅延とさまざまな要因が考えられますが、さらに、(4)長距離通信と短距離通信が混在することによる長距離通信の速度劣化が発生していることも大きな原因です。送達確認(ACK)が必要なTCPの場合、距離による通信速度の低下はエンド・ツー・エンドのフロー制御に任せている限り回避できない問題として顕在化してきます。例えば、(1)の要因のみで計算しても、東京-大阪間の距離は約400km、RTTの理論値は12ms、Windows系OS間のデフォルト設定での最大通信速度は、ネットワークの帯域に関係なく 11Mbps、 チューニングした場合でも最大45Mbpsとなります。 また、東京-ロサンゼルス間では、8800km RTT 180ms、最大700kbpsとなります。 実際には、(1)~(4)までの原因が複合して、さらに通信速度が低下します。

Orbital 5500シリーズのソリューション

 オービタルデータ社は、広域ネットワークのパフォーマンスを改善するために、これらの問題を引き起こす根本的な原因に取り組んでいます。
 オービタルデータのテクノロジーは(1)ネットワーク上のパケットロスを含むさまざまな状態を注意深く監視することにより、TCPが最適な転送レートで通信できるように調整します。 TCP のアプリケーションが開始された時点で、(2)瞬時に有効帯域幅までデータで満たします。 一方、オービタルデータ のTCPは、(3)回線の有効帯域幅を測定し、送信レートを調整することにより、有効帯域幅を超過することにより発生するパケットロスをなくします。(4)ネットワークのトラフィックが減少し、帯域に余裕ができた場合は、即座に反応し余裕帯域を利用し下図のように動作します。(5)オービタルデータのテクノロジーはパケットロスの少ない品質の良いWAN回線では、ほぼ回線帯域幅と同等のデータ転送レートを維持できます。(6)また、輻輳状態の変化情報に基づく反応により、より効果的に帯域を利用します。

 オービタルデータは、2つの重要なコンセプト、輻輳制御とアダプティブ・パラメータ・イコーリゼーション注1の制御理論により上図の結果を達成しています。輻輳制御の制御理論は、ネットワークの安定性を損なうことなくデータ転送量を劇的に増加させます。 アダプティブ・パラメータ・イコーリゼーション注1は、伝送経路の状態変化にリアルタイムに反応し、TCPの振舞いをインテリジェントかつ自動的に調整します。

注1:ネットワーク パラメータの変化に瞬時に適応し最適化する技術。
■オービタルデータ社 会社概要

 オービタルデータ社は、長距離・広帯域ネットワークにおける TCP大容量データ転送を高速化する技術と製品を提供する会社です。設立は2002年、本社は米カリフォルニア州 San Mateo市にあります。製品出荷は2004年1月より開始しています。オービタルデータ社は、15以上の特許申請中技術を保有し、既に、デジタル・アセット・マネージメント(DAM)、デザスターリカバリー、世界規模の共同開発を行う会社を中心に米国内で30社以上のお客様に販売実績があります。

 ▼オービタルデータ社
 http://www.orbitaldata.com/

 ▼製品詳細
 http://www.macnica.net/orbitaldata/


※本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

※製品写真データをご用意しております。ご希望の方はお問い合わせください。

■お問い合わせ先
マクニカネットワークス株式会社 http://www.macnica.net/
TEL:045-476-1960 FAX:045-476-1970
〒222-8562 横浜市港北区新横浜1-5-5
広報企画担当 内山