Security, Network

セキュリティ・ネットワークビジネス

企業におけるクラウドの利活用やワークスタイルの変革など、加速度的にデジタル変革が進む現代において、世界の最新テクノロジーをベースにしたソリューションを他社に先駆けて提供することで、お客様企業が世界最高水準のIT利活用を実現すると共に、高度化するサイバー攻撃からビジネスを守り抜くことができるよう支援しています。

現代社会を支えるIT、重要性が増すセキュリティ

パソコンやスマートフォンなどの端末から、データを転送するルーターなどのネットワーク機器やWi-Fiなどの電信網、データを保管するサーバーやクラウドストレージまで。ITインフラは現代社会に欠かせないライフラインの一つになりました。
近年ではクラウドのビジネス利活用も進み、安全で盤石ネットワークを構築することが、あらゆる産業で求められています。

政府機関や各種産業で情報化・ネットワーク化が加速する一方、サイバー攻撃による情報資産の漏えいや改ざんの被害が多発し、企業はその大小を問わず備える時代。必要なサービスを安定して利用しながらも、大切な情報資産を犯罪やトラブルから守るサイバーセキュリティ対策が各社に求められています。

セキュリティ・ネットワークビジネスの概要

マクニカのセキュリティ・ネットワークビジネスは、最先端技術が集結するシリコンバレーをはじめとする世界各国から、将来日本企業で必要となる技術を卓越した目利き力で見つけ出して日本に投入することで、IT市場の形成をけん引してきました。日々最新のサイバー攻撃を調査・分析する研究機関『セキュリティ研究センター』を有し、専門的な知見を蓄積することで、お客様の課題に合わせたソリューション提案やサービス開発に繋げています。

お客様を網羅的に守り/支えるソリューションポートフォリオ

マクニカは、世界各国の最先端のセキュリティ・ネットワークソリューションを、お客様が導入・運用するための丁寧なサポートと共に提供しています。また、独自の技術力や知見を活かしたお客様のセキュリティ対策や運用を支援するセキュリティサービスにより、企業のセキュリティ対策を支援しています。

マクニカビジネスの提供価値

セキュリティ商材やネットワーク商材を取り扱う数多くの商社の中で、なぜマクニカが選ばれ続けるのか。ただ商品を仕入れて卸すだけなら誰にもできます。並み居るベンダーとも互角に渡り合える知見・ノウハウのもと、真にお客様の立場に立った提案ができるところに、マクニカならではの存在意義があるのです。

独自の目利き力とコネクションによる、高品質かつ幅広い製品群

マクニカは独自の目利き力とコネクションを駆使し、世界中から突出した機能を備えた最先端のセキュリティ・ネットワーク商材を発掘しています。NO.1ディストリビューターとしてトップクラスの商材を提供し、各ベンダーとの強固なリレーションにより培われた製品の深い技術情報も、他社にはない強みです。

経営レベルから技術レベルまでの課題に対応

2013年に設立した『セキュリティ研究センター』のみでなく、2020年には経産省最高情報セキュリティアドバイザーである三輪氏が代表を務める『S&J株式会社』も関係会社化し、リスク評価、戦略策定、体制構築といった経営レベルでの支援も実施しています。

ITにおける各領域に精通し、ベンダーのエンジニアに匹敵する知見

仕入先のエンジニアとやりとりを重ねながら磨いてきた技術やノウハウをベースに、他社のユースケースも鑑みた上で現実的な導入ステップ、最適なソリューション選定、導入後の運用まで。製品ありきではなく、真にお客様の課題を解決するための支援を行っています。

セキュリティリスクを調査し、運用まで一気通貫で支援

経済産業省策定のセキュリティ経営ガイドラインに則った経営リスク評価や計画策定、ガバナンスの強化、体制構築支援から、運用の支援インシデント対応まで一気通貫でサービスを提供。技術的支援だけではなく、関連組織への報告等含めインシデントが収束するまで支援します。

具体的な取組み

チャージバック件数が1割以下に減少
ECサイトの成長と 「かご落ちしないセキュリティ」を両立

コロナ禍において、世間では巣ごもり需要の増加によりECサイトの売上が急増する一方で、クレジットカードの不正利用による被害も多発していました。株式会社吉野家(以下、吉野家)においても、公式通販ショップの利用が増加していたため、不正注文への対策を実施しました。

マクニカとGMOペイメントゲートウェイ株式会社が吉野家に共同で提供した「Sift」は、機械学習によってクレジットカードの不審な取引を検知し、未然に防⽌するオンライン不正検知サービスです。
注⽂の際に⼊⼒項⽬が増えたり、決済の途中で違うサイトの画⾯が表⽰されたりするようなセキュリティ対策とは違い、「Sift」では機械学習によって怪しいユーザーの⾏動を検知。会員登録なしでも買える⼿軽さをなくしたくないという想いを最優先に、顧客体験を阻害しない不正防⽌対策を実現しました。
「Sift」の機械学習は34,000以上のWebサイトとモバイルアプリで構成される集合体からインテリジェンスを活⽤。予め定義したルールベースではなく、機械学習によって⼿⼝の変化に対応できる「Sift」は、⻑期視点の運⽤負荷削減にも貢献しています。

具体的な取組み

セキュリティ対策が困難だった教員や学生端末にも
スレットハンティングサービスで安全なITC環境を実現

慶應義塾大学では、昨今の巧妙なサイバー攻撃の対策として、万が一の際に脅威を迅速に特定し被害を最小限に食い止めることができる施策が必要と考えていました。
しかし、自治・自立が優先される大学において、BYODを含む教員や学生の端末でのセキュリティ対策の導入実態を中央で管理することは実質不可能。また、CSIRTや一部ITCスタッフにセキュリティ知見が集約され、調査スキルを持つ人が限られるという属人化の課題もありました。

これらの課題に対し、マクニカはオリジナルブランドである「Mpression Cyber Security ServiceTM(以下、MpressionCSS)」のスレットハンティング&インシデントレスポンスサービスを提案しました。TeamT5社の脅威ハンティングツール「Threat Sonar」を活用して、ユーザーが必要なときに調査を実施し、マクニカ独自のインテリジェンスを通じて脅威の分析や対応をサポート。脅威ハンティングはリモートで実施できるため、調査スキルを持つ人材のいないサテライトキャンパスでの調査も可能となり、属人化の課題をクリアできました。また、怪しい通信を検知した端末も、必要に応じてexeファイルの実行のみで調査ができるため、教員や学生の負担を極限まで減らしながら、安心・安全なITC環境を実現しました。

Macnica's Voice

サイバー攻撃は年々多様化し、企業の規模に関わらず攻撃対象になる現代。
マクニカは海外から最先端セキュリティ商材を仕入れ、提案から導入・運用支援まで一気通貫でサポートするとともに、サイバー攻撃に関する研究や啓蒙活動も行っています。多様化するセキュリティ市場の最先端で、マクニカは日々進化を続けています。