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はじめてでも大丈夫!ISMS認証を最短で取得する方法教えます《前編》
ポイント
- ISMS認証取得の重要性と課題を説明
ISMS認証は情報セキュリティ管理体制を強化し、企業価値を高めるために不可欠なフレームワークであるが、認証取得には多くの課題が存在する。 - 情報セキュリティ管理における3つの重要な要素を説明
機密性、完全性、可用性の3つの要素について詳しく解説し、各要素がISMSの基本となることを示す。 - SecureNaviの利用による課題解決方法を具体的に紹介
SecureNaviを活用することで、文書管理の効率化、認証取得後の運用サポート、初期導入のハードルを克服する具体的な方法と実例を提供。
目次
1.はじめに
企業価値を高め、取引先と良好な関係を維持するためには、様々なセキュリティリスクに備える必要があります。その中で企業の情報セキュリティ管理体制を評価・認定し、リスク分析や改善を行うためのフレームワークであるISMS認証の取得を目指す企業が増加しています。しかし、ISMS認証取得には専門的な知見や工数、費用がかかるため、多くの課題が存在します。また、認証取得には大量の文書管理が必要になり、業務が煩雑化することも課題です。
本記事では、ISMS認証をはじめて取得する方でも効率的かつ最短で取得できる方法と、認証取得に必要となる文書を安全かつ効果的に管理する対策についてご紹介します。まずは基本から整理し、具体的な課題について掘り下げていきましょう。
2.ISMSとは?基本をおさらい
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とは、自社の情報セキュリティのリスクを管理し、情報資産の保護を目的とした包括的なフレームワークです。正確にISMSを理解することにより、認証取得へ向けた第一歩を踏み出すことができます。ここでは、情報セキュリティの基本となる3つの要素、そしてなぜISMS認証取得が必要とされるのかをおさらいしましょう。
情報セキュリティの3つの要素
情報セキュリティを構築する上で重要な3つの要素があります。それは「機密性」「完全性」「可用性」です。これらの要素をしっかりと理解し、適切に管理することがISMSの重要な課題となります。具体的な例を交えて、それぞれの要素について詳しく説明します。
- 機密性
これは許可された人のみが情報にアクセスできる状態を維持することです。例えば、給与情報や社員の評価などの個人情報については、関係者以外のアクセスを防ぐために厳重なアクセス制御が必要です。 - 完全性
情報が正確であり、改ざんされていないことを保証します。例えば、契約書の送付先を変更できない設定にすることで、情報の改変を防止します。 - 可用性
これは必要な人が必要なときに情報にアクセスして利用できる状態を維持することです。例えば、重要なデータの定期的なバックアップを行い、アクセスできなくなるリスクを最小限に抑える対策です。
なぜISMS認証取得が必要とされるのか?
次に、なぜISMS認証取得が企業にとって重要なのかを考えてみましょう。ISMS認証を取得することには複数のメリットがありますが、ここでは特に重要な3つのポイントについて説明します。これらのメリットを理解することで、認証取得の意義がより明確になります。
- 情報セキュリティレベルの向上
ISMSを効果的に運用することで、情報漏えいやサイバー攻撃に対する耐性を高めることができます。情報セキュリティの事故によって業務の停止や倒産に追い込まれる企業が増えている中、ISMSの運用は企業そのものを守る重要な取り組みとなります。 - 信頼性の向上
国際標準であるISO/IEC 27001に基づいたISMS認証を取得することで、取引先や顧客に対して高いセキュリティ基準を満たしていることをアピールできます。特に政府機関や大手企業との取引条件にISMS認証取得が含まれることがあるため、受注率の向上にも寄与します。 - IPO準備の効率化
上場を目指す企業にとってもISMS認証の取得は重要です。ISMSの運用によって情報セキュリティ管理体制が整備され、IT統制にかかる工数を削減できます。

3.ISMS認証取得における課題と解決策
ここまで ISMS 構築・認証取得のメリットを述べてきましたが、課題も存在します。例えば、そもそも何から始めていいか分からない、各種文書の作成や管理が煩雑になりがちである、そして認証を取得した後も、セキュアな環境を維持し続けなければならないなど、工数や手間がかかるといった点です。こうしたことから、自社だけではなかなか進められないという声も多く上がっています。


SecureNaviで解決!ISMS認証取得の強力なサポート
これらの課題を克服するために、「SecureNavi」をご紹介します。SecureNaviは、クラウドベースのツールで、ISMS認証取得に必要な文書作成・管理を効率化します。また、認証取得後の継続運用サポートも充実しており、初めてのISMS構築にも対応しています。

具体例として、ある企業では文書作成やリスク評価に大変な手間がかかっていましたが、SecureNaviのガイドに従うことで、自動的に必要な文書を生成し、大幅に時間と労力を削減することができました。さらに、認証取得後もリマインダー機能を活用することで、定期的な監査やリスクマネジメントがスムーズに実施され、情報セキュリティの維持管理が容易になったという報告があります。
このように、SecureNaviはISMS認証取得のプロセスをシンプルにし、運用の負担を軽減する強力なサポートツールです。しかし、ここで注意しておきたいのがISMS 認証を取得する上で必要な文書はすべて SecureNavi の中で作成・管理することが可能ですが、一部対象外の文書があることです。

対象外の資料は、従来通りオンプレサーバーやクラウドストレージで管理する必要がありますが、 SecureNaviの文書情報の中にファイルパスを登録することで、擬似的に一元的な管理が可能になります。
4.まとめ
ISMS認証は情報セキュリティ管理体制を強化し、企業価値を高めるための重要なフレームワークです。しかし、その取得には専専門的な知見と多くの工数が求められます。本記事では、ISMSの基本と認証取得の必要性について詳しく説明しました。次回の後編では、具体的な文書管理の方法と効果的なツールの導入について解説しますので、ぜひご覧ください。
はじめてでも大丈夫!ISMS認証を最短で取得する方法教えます《後編》はこちら
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