スマートフォンL3リモートアクセスモジュール「Junos® Pulse」とワンタイムパスワード「SECUREMATRIX」の連携でユーザ認証強化を実現
ネットワーク機器の輸入、開発、販売を手がけるマクニカネットワークス株式会社(以下 マクニカネットワークス、本社:横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:宮袋正啓)、株式会社シー・エス・イー(以下 CSE、本社:東京都渋谷区円山町23-2、代表取締役社長:関好行)は、この度、「スマートフォン向けSSL-VPN/本人認証連携ソリューション」として、スマートフォンによるセキュアリモートアクセス構築支援・市場活性化に向けて協業することを発表いたします。
最近のスマートフォン市場の活性化と共に、モバイルPC端末のみでなくスマートフォンやタブレット端末からも社内リソースにセキュアにアクセスさせたいという企業ニーズが高まっています。そこで、マクニカネットワークス、CSEでは、スマートフォン用L3リモートアクセスモジュール「Junos® Pulse」と本人認証ワンタイムパスワード製品「SECUREMATRIX」の連携動作検証を共同で実施いたしました。
「Junos® Pulse」は、米ジュニパーネットワークス社製SSL-VPNリモートアクセスアプライアンスSecure Accessシリーズ(以下 Juniper SA)に対応しているスマートフォン用の統合クライアントモジュールです。Juniper SAが提供するNetwork Connect接続(L3(トンネリング)接続)の利用をJunos® Pulseでも実現することで、スマートフォン、タブレット端末においてもセキュアなリモートアクセス環境の構築が可能になります。また、Junos® Pulseは各アプリストアから無償で提供されており(*1)、管理者による事前インストールや複雑な設定が必要ないため、非常に容易に運用を開始することができます。
もう一つの製品、CSE社製 「SECUREMATRIX」は認証デバイスのいらないワンタイムパスワードを使用した本人認証システムです。SECUREMATRIXのワンタイムパスワードは、人が頭の中に思い描くイメージを利用し、アクセスする度に異なるパスワードを実現します。そのため、盗聴や盗難に遭っても認証・機密情報が漏洩することはなく、毎回同じパスワードを使用する固定パスワードと比較すると、大幅にセキュリティ強度が増します。さらにSECUREMATRIXはトークンのような認証デバイスを必要としないため、コストや運用面での負荷を軽減することができます。
両製品のソリューション化によりスマートフォン、タブレット端末でも強固なユーザ認証を実現しよりセキュアなリモートアクセス環境を提供すべく、マクニカネットワークスとCSEの2社共同動作検証の結果、Junos® PulseとSECUREMATRIXの連携認証の実現に至りました。「スマートフォン向けSSL-VPN/本人認証連携ソリューション」は両製品間でのシングルサインオン(*2)を実現しているため、セキュリティ強化に加え、従来であればユーザに二度必要であったID/PASSの入力を一度で可能とし認証時のユーザ負荷を軽減します。
マクニカネットワークス、CSEの2 社は、今後、この連携ソリューションの共同プロモーションを積極的に展開し、スマートフォン市場での幅広い導入を目指します。
※ マクニカネットワークスは6月8日(水)~10日(金)幕張メッセにおいて開催されます「Interop Tokyo 2011」に出展いたします。
「スマートフォン向けSSL-VPN/本人認証連携ソリューション」の特徴
- スマートフォン、タブレット端末からのL3(トンネリング)接続を実現
- スマートフォン用JunosR Pulseは各アプリストア(*3)から無償で入手可能
- SECUREMATRIXを使用したワンタイムパスワード認証により、トークンなどの認証デバイスを一切使わずに、強固なセキュリティを確保
- シングルサインオン認証連携によりユーザへスムーズな認証フローを提供
- 接続のための複雑な設定は不要、VPN接続後、自由にアプリを利用可能
- セキュリティ確保と運用負荷軽減によるコストパフォーマンスの両立を実現
シングルサインオン連携画面イメージ
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*1 現在はiOSのみで対応
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*2 ユーザが一度認証を受けるだけで、許可されているすべての機能を利用できるようになるシステム
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*3 現在はiOSのみで対応
本リリースに対するコメント
【ジュニパーネットワークス株式会社 代表取締役 細井洋一】
政府及び企業は、めまぐるしい経済環境の変化や緊急事態に備え、事業の継続性を重視したITの強化を必要としています。世界市場をリードしてきたジュニパーのSAシリーズと国内で高い実績をもつSECUREMATRIXとの連携によって、このような市場の要求により柔軟にお応えできることを、大変喜ばしく思います。
【株式会社シー・エス・イー ICT本部 本部長 兼 SECUREMATRIX プロダクトオーナー 玉井成知】
このたび、CSEはマクニカネットワークス様との協業に伴い、ジュニパーネットワークス社製「JunosR Pulse」に対応した機能「SECUREMATRIX RADIUS LOGON for JunosR Pulse」をリリースいたしました。
これによりスマートフォン、タブレット端末の利便性を損なうことなくデバイスレスでセキュアなリモートアクセス環境を提供できるようになり、現在多くの企業様が必要としているリモートアクセスにおけるセキュリティ強化を支援できると信じています。SECUREMATRIX は、更に多くの皆様に「高い安全性」と「高い利便性」を「低コスト」でご利用いただけるよう、適用範囲を今後も広げていく予定です。
導入促進キャンペーンについて
「スマートフォン向けSSL-VPN/本人認証連携ソリューション」の提供開始と併せて、より多くのお客様へその利便性、効果を実感頂けるよう、連携導入をご検討されるお客様を対象に「Juniper SA+SECUREMATRIX連携パックキャンペーン」としてマクニカネットワークスより特別価格でご提供いたします。また、スマートフォンによるセキュアリモートアクセス市場活性化・啓蒙促進ご支援として導入事例作成にご協力頂けるお客様には更に「事例ご協力キャンペーン」を実施させていただきます。
製品に関するお問い合わせ先
マクニカ株式会社
Juniper SA/ SECUREMATRIX製品担当
TEL:045-476-2010
※本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
シー・エス・イー 会社概要
CSE は、創業以来約40 年間に渡り独立系のソフトハウスとして、金融ならびにメーカー、官公庁、自治体などあらゆる分野におけるソフトウェアの開発実績を重ねてまいりました。「お客様と共に成長するサービスを提供する」をミッションとして、お客様の事業活動における業務効率化、顧客創造、リスクマネジメント等に貢献するサービスを提供します。セキュリティ分野においては、自社開発の本人認証システム「SECUREMATRIX」を始めとする豊富な取扱商品と長年に渡る開発やサポートの実績を活用し、日々変化する新しい脅威からお客様を守るべく提案から導入・運用サポートまで一貫したサービスを提供し、安全で便利な高度情報通信社会の構築へ向けた取り組みを行っております。
会社名 | 株式会社シー・エス・イー |
資本金 | 2億5千万円 (2011年4月1日現在) |
設立 | 1971年8月 |
本社所在地 | 〒150-0044 東京都渋谷区円山町23-2 アレトゥーサ渋谷ビル |
代表者 | 代表取締役社長 関 好行 |
従業員 | 920名(2011年4月1日現在) |
ウェブサイト | http://www.cseltd.co.jp |
決算月 | 12月 |
事業内容 | ICTトータルサービス
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報道機関お問い合わせ先
株式会社シー・エス・イー http://www.cseltd.co.jp/
TEL: 045-3463-5633
〒222-8562 東京都渋谷区円山町23-2 アレトゥーサ渋谷
担当: ICT本部 事業企画部 マーケティング課 武田、佐藤
E-mail: mktgps@cseltd.co.jp
マクニカ株式会社 https://www.macnica.co.jp/
TEL: 045-476-1960
〒222-8562 横浜市港北区新横浜1-5-5
広報担当 宮本
※本文中に記載されている会社名は、各社の登録商標または商標です。