慈恵会グループ様 DXの取り組み

マクニカは2022/6/22、慈恵会グループの医療介護・ウェルネス・スマートシティにおけるDX共創パートナーとして連携していくことを発表しました。本州最北端で医療介護・ウェルネス事業を複合的に経営する社団法人 慈恵会および、そのグループ会社で観光業や飲食業などを経営する株式会社 城ヶ倉観光に対して、世界最先端デジタルテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスを掛け合わせたサービス・ソリューションを包括的に提供することで、慈恵会グループにおけるサービスの価値向上とスタッフの負担軽減、労働力不足解消を実現し、さらには地域貢献、地方創生の支援を行っていきます。

導入ソリューション

入浴業務効率化/入力設備導入事前検討-デジタルツイン

工場で使われているデジタルツインを介護現場に適用し、効率的な入浴順の検討、シフトの作成、新たな入力設備導入の検討などを行っています。

課題

  • 日々変わる入居者の入浴順を決めるのに時間がかかっていた。
  • 入浴介助の業務自体に時間がかかり、残業の原因やスタッフの負担となっていた。

導入後効果

  • 入居者の介護状態を入力するだけで、入浴のシフトが出せるようになった。
  • 入浴順を変更することができ、30分の時間短縮ができた。
  • どの入力設備を導入すればどのくらい時間短縮できるのかシミュレーションができ、一番効果の高い設備を決めることができた。
  • 介護スタッフの稼働率が予め把握できるため、スタッフの負担にならないように人員数、割当て業務を事前に検討できた。

製品の詳細はこちら
https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/software/134219/

ベッドセンサー

ベッドセンサーにより、施設利用者の離床検知、バイタル把握、睡眠レポートの取得が可能

課題

  • 夜勤の方の業務の負荷低減、効率化への貢献
  • 離床時の介助の必要な時を把握する
  • バイタル異常時の把握
  • 利用者の睡眠の質の把握

導入後効果

  • 訪室しなくても、センサーが見守ってくれるので、安心感がある
  • 離床検知機能により、必要時に通知の来る状態を実現
  • センサーによるバイタル取得で異常時の対応
  • 睡眠レポートを業務に活かすことできる(取り組み中)

製品の詳細はこちら
https://www.macnica.co.jp/business/healthcare/products/134605/

AiryQonnect

空気質センサーが常に屋内空気の状態を監視、機器連携し快適な空気質環境を実現します。

ー除菌・脱臭装置による臭気対策

課題

  • 施設空間の臭気・臭いを快適にしたい(施設居住者/従事者 = 強く臭いを感じる場所の臭い改善)。

導入後効果

  • 臭気発生箇所の特定と臭気発生物質に応じた除菌・臭気対策 臭気問題の解決と空気衛生の良化(カビ・細菌・ウイルス対策)を実現できた。

ーIAQ(屋内空気質)センサー端末による常時空気質モニタリング

課題

  • 施設空間の空気質対策(温熱快適性・空間の健康性・換気)空気質監視による快適で安心・安全な空間を創造したい。

導入後効果

  • 空気質・快適性悪化を監視 (温度・湿度・臭い)できるようになった。
  • 空気質の悪化レベルを監視し、除菌・脱臭装置のON/OFFを制御することによって、省エネ・メンテナンスコストの低減が実現できた。

施設の課題 「臭気対策」を実施すると共に、脳科学的にも「空気品質の向上」は、① 脳血流量の増加(前頭葉の活性化)②認知・パフォーマンスの向上につながる(認知症対策)。

製品の詳細はこちら
https://www.macnica.co.jp/go/airyqonnect.html

サービスロボット

感染症対策の観点から、対面による対応に制限がある中で、施設入口に設置したロボットtemiによる施設の紹介や、ビデオ通話を繋げて職員の方との会話を実現します。

課題

  • 施設見学希望者への説明は、事務職員、介護職員などが本来の業務で忙しい中、合間を縫って対応していた。職員が別の対応を行っている間、お待ち頂くケースもあった。
  • 感染症対策の観点から、対面での対応に制限があった。

導入後効果

  • 施設紹介の動画をロボットの画面から流すことで、お客様にお待ち頂く時間は発生しなくなり、職員の対応時間も削減され、本来の業務に集中できるようになった。
  • 非接触の対応が実現することで、感染症対策を行いながらも、従来の様に、希望者に対する施設をご紹介することができるようになった。

製品の詳細はこちら
https://www.macnica.co.jp/business/servicerobot/products/136582/

スマートグラス

介護施設の利用者がご家庭に戻る際の介護のポイント等を現場介護士がスマートグラスを活用し遠隔で指導します。

課題

  • 介護士の動作・ポイント・コツをどのようにご家族にお伝えするのが良いか、悩んでいた。
  • 感染症対策等で介護施設に訪問できない、移動に負担がかかっていた。

導入後効果

  • 介護士がスマートグラスを装着しながら説明することで、介護士の視点で理解でき、またその動作の詳細も説明を入れてご家族にお伝えすることで、ご家族の理解が深まり、顧客満足度が向上した。
  • 介護現場、ご自宅から遠隔で参加するため、感染症対策ができ、双方にとって移動負担が小さくできた。

製品の詳細はこちら
https://www.macnica.co.jp/business/maas/products/140212/

取り組みの様子

プレスリリース

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